日本の多くのお寺や神社では『ご祈祷(きとう)』をしています。
『ご祈祷』というのは、例えば、
- 家内安全
- 交通安全
- 身体健全
- 良縁成就
- 厄除祈願
- 安産祈願
- 合格祈願
などの願い事が成就するよう、仏様や神様に力を貸して頂けるようにお願いをすることです。
ご祈祷はずっと昔から行われており、今までたくさんの人の願い事を成就させてきました。
しかし、ご祈祷をした後に【御礼参り】をする人は意外と少ないのです。
そもそも『ご祈祷で願いが成就したら、ちゃんと御礼参りをする』ということを知らない人が多いのかもしれません。
ということで、今回は【祈祷をした後の御礼参り】についてお伝えします。
《祈祷をした後に【御礼参り】をしていますか?》
あなたはお寺や神社でご祈祷をしてもらったことがありますか?
たぶん、一度くらいは【安産祈願】や【七五三】や【厄除祈願】などでご祈祷をしてもらったことがあるかと思います。
では、その後に再度そのお寺や神社へ行って、ちゃんと【御礼参り】をしましたか?
ここで「えっ・・・」となってしまったあなた。
あなたのような方はけっこう多いのです。
多くの人は、【ご祈祷をしてもらい願いを成就させること】の方には意識が行くのですが、その後の【仏様や神様への御礼】のことの方にはあまり・・・。
ご祈祷をしてもらったら、ましてや【望んだようにちゃんと願いが成就した】のなら、もう一度そのお寺や神社へ行って、ちゃんと【御礼参り】をしましょう。
《【御礼参り】とは何か?》
では、【御礼参り】とはどのようなものなのでしょうか。
【御礼参り】とは、字のとおり【御礼】のために【お参り】をすることです。
あなたは、自分一人の力ではできないことがあった時、誰かに【助けてもらった】あるいは【代わりにやってもらった】としたら、その人に何と言いますか?
きっと、「どうもありがとうございました。」と【御礼】を言うのではないでしょうか。
それと同じですね。
ご祈祷をした後は、仏様や神様のお力で願いが成就したことに対して「ありがとうございました。」としっかり御礼をしましょう。
また、仮に【望んだように願いが成就しなかった】としても、仏様や神様は必ず『別の形』であなたを幸せな方向へ導いて下さいます。
ですから、ご祈祷をした後にはちゃんと【御礼参り】をするようにしましょう。
《【御礼参り】のやり方》
御礼参りとは、どのようなことをすればよいのでしょうか。
基本的には、普段通りのお参りと同じでかまいません。
ただ、お参りの時に「先日の▲▲の件はおかげさまで無事に成就しました。どうもありがとうございました」と普段よりもさらに丁寧に御礼を言いましょう。
そして、できれば、
- いつもより多めに賽銭を納める
- 賽銭の他にも『お供え物』や『付け届け』を納める
- 『御礼』の護摩札を申し込む
など、普段よりも丁寧に感謝の気持ちを表すことが望ましいです。
このように、御礼参りでは『日頃のお参りよりも何か少し追加する』というような意識を持つとよいと思います。
《祈祷をした後は【御礼参り】をしましょう》
ご祈祷は【ぜひとも叶えたいことを成就する】ために、仏様や神様に力を貸して頂けるように願うことです。
ただし、【あなたが望んだような形】でその願いが成就するとは限りません。
しかし、仏様や神様は『別の形』で必ずあなたを幸せな方向へと導いて下さいます。
ですから、それに対して御礼をするべきでしょう。
仏様や神様に御礼をするためのお参りのことを【御礼参り】といいます。
御礼参りをする時には、『日頃のお参りよりも何か少し追加する』とよいですね。
仏様や神様に対して敬意を示し、ちゃんと御礼をするために、ご祈祷をした後には【御礼参り】をしましょう。
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